M/Mt 序
初めて本編から離れたお話です
反応伺いながらの不定期更新ですので
本作に限り日付は仮のものです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何ですかこの題名
題名と名前を付けるのが苦手ですすみません
SS7 HAVE GOT のお嬢様方なんて1番2番だもん・・
ずっと本名で話が進むのにはワケがあるのですが
それでは萌えられない方は
メロ マット と脳内変換してください
趣味全開の ヨーロピアンデカダン
MMtオンリー 骨・・いえ 髄の髄までこの二人
この二人以外はほとんど会話も与えないかも
いやせめてニア様にはちょっとくらい
書きたい気持ちがはやって資料集めもせず
ガイドブック「イギリス」一冊だけ・・
マットの妹がメロに恋をするというもしかしたら皆様には耳に覚えのある設定
大部分が暗い・・? 憂鬱・・?
なのに絶対マットを泣かせやしないという 偏愛的決意
マットとメロは永久に離れちゃダメだという 絶対的方向
そしてそれでも二人にしかしゃべらせないというほとんど実験小説
こんな設定に拒絶反応ない方のみどうぞ
ある小説に大変影響を受けています
中身は全然違いますが雰囲気というかトーンというか
ご存じの方がいらっしゃったら笑ってしまう低レベルパロになるかも
どうぞ読んでいる方がいませんように (祈)
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反応伺いながらの不定期更新ですので
本作に限り日付は仮のものです
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何ですかこの題名
題名と名前を付けるのが苦手ですすみません
SS7 HAVE GOT のお嬢様方なんて1番2番だもん・・
ずっと本名で話が進むのにはワケがあるのですが
それでは萌えられない方は
メロ マット と脳内変換してください
趣味全開の ヨーロピアンデカダン
MMtオンリー 骨・・いえ 髄の髄までこの二人
この二人以外はほとんど会話も与えないかも
いやせめてニア様にはちょっとくらい
書きたい気持ちがはやって資料集めもせず
ガイドブック「イギリス」一冊だけ・・
マットの妹がメロに恋をするというもしかしたら皆様には耳に覚えのある設定
大部分が暗い・・? 憂鬱・・?
なのに絶対マットを泣かせやしないという 偏愛的決意
マットとメロは永久に離れちゃダメだという 絶対的方向
そしてそれでも二人にしかしゃべらせないというほとんど実験小説
こんな設定に拒絶反応ない方のみどうぞ
ある小説に大変影響を受けています
中身は全然違いますが雰囲気というかトーンというか
ご存じの方がいらっしゃったら笑ってしまう低レベルパロになるかも
どうぞ読んでいる方がいませんように (祈)
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序章
ダービシャーからの郵便が鉄道で着くのは午後4時。
「まだ1時間あるな」
マイル・ジーヴァスは落ち着かない様子で、立ったり座ったりしていた。
「マトロックハウスから駅まで相変わらず郵便馬車というのがネックだ。あそこで遅れたら今日の便に間に合わない・・。もう20世紀なんだ、次に帰ったら道路を直すところから始めた方がいい、それと教会区に談判して郵便網の改善だ・・それから」
今考えることじゃないと分かっているがそんなことでも考えていないと、この赤毛の大学生は不気味に静まりかえった寮の一室で、法律顧問からの手紙を一人待つのは耐え難い。
週末の午後、一時的にカレッジはひと気を失う。太陽が回ってからベッドを出る怠惰な連中は、誘い合うまでもなくじょじょに繰り出して、ハイストリートを進みながら、あちこちの寮生を引っかけ巻き込み、居酒屋になだれ込む。感じのいいイートン出の新入生も、かしこまったウィンチェスターからの生徒も、早々にこの学問の新天地で、酒と葉巻に墜ちていく「大学生活」という名の洗礼を受け、夜中過ぎには、べろんべろんに酔っぱらって各寮に送り込まれ、中庭に大量の吐瀉物をまき散らし、かわいそうな下僕に介抱される。
マイル・ジーヴァスも例外ではなかった。彼は今では伝説となるくらい酒に強く、シナ産の水タバコを軽くふかす。入学当初は真面目で目立たなかった彼を変えたのは、悪名高き道楽学生ミハエル・ケールだと誰もが知っている。彼らはカレッジは別だが、オクスフォードの居酒屋に行けばたいてい一緒にいるところに出会える。
だが今日、この日の午後はマイルは一人でいられることに感謝していた。
(誰に?神に?あり得ない。彼は共産主義者ではない無神論者ということになっている)
冬の日没は早い。ギリシア風の置き時計ではまだ3時なのに部屋の中はすっかり暗くなっていた。マイルは妹の写真を手に取ろうとして初めて、辺りが闇に落ちていて手元もおぼつかないことに気づいた。机の上のランプの傘を少しずらして灯を入れた。そこだけが、ぽっと丸く明るくなった。それから燭台のろうそくにもマッチで火をつけると、葉巻を取り出して何度か吹かして火を移した。深々と煙を吐きながら、古い写真を手に眺める。
マイルと妹の、幼年時代の写真だ。進取の気性あふれる彼らの父親が写したものだった。
二人の子どもはこの上なく幸せそうに笑っている。両方とも赤毛だ。妹の方は、その後成長するにつれ金色になり今では見事なプラチナブロンドだが、マイルは赤毛のままだ。
「もうすぐ手紙が着く。法的な手続きは万事終了の知らせだ。・・幸せになるんだよ」
妹とミハエルは恋仲だ。少なくとも世間はそう見なしている。二人はトリニティでの婚約を切望している。しかしミハエルは公爵家だ。マイルの爵位では足りない。マイル・ジーヴァスの父は、一代で財を為した新興貴族でしかない。そのためまず妹がとある伯爵家の養女となり、そこからミハエルに嫁ぐという段階が必要だった。
「これでおまえは永遠に俺を去りミハエルのものとなる。・・死が二人を分かつまで」
南米の芳しい葉巻をサイドテーブルに置き、背中を丸め顔を埋める、白い細長い指先で赤い頭を抱え、誰も見ている者などいないのに、彼はその表情を隠す。
「では・・、死んだ後なら少しは俺にも居場所をもらえるかもしれないわけだ・・」
090506
→1 ~5
マイル・ジーヴァスとミハエル・ケールが近づく話
→6~10
マイル・ジーヴァスとミハエル・ケールが少しだけ幸せな学生生活を送る話
→11~15
マイル・ジーヴァスとミハエル・ケールがためらいと決断を行き来する話
→終章
→南米編SS Argentum ~銀の川~ アルジェンティーナ
→ これを書き始める前頃の日記は 6月の日記に 少しあります
ダービシャーからの郵便が鉄道で着くのは午後4時。
「まだ1時間あるな」
マイル・ジーヴァスは落ち着かない様子で、立ったり座ったりしていた。
「マトロックハウスから駅まで相変わらず郵便馬車というのがネックだ。あそこで遅れたら今日の便に間に合わない・・。もう20世紀なんだ、次に帰ったら道路を直すところから始めた方がいい、それと教会区に談判して郵便網の改善だ・・それから」
今考えることじゃないと分かっているがそんなことでも考えていないと、この赤毛の大学生は不気味に静まりかえった寮の一室で、法律顧問からの手紙を一人待つのは耐え難い。
週末の午後、一時的にカレッジはひと気を失う。太陽が回ってからベッドを出る怠惰な連中は、誘い合うまでもなくじょじょに繰り出して、ハイストリートを進みながら、あちこちの寮生を引っかけ巻き込み、居酒屋になだれ込む。感じのいいイートン出の新入生も、かしこまったウィンチェスターからの生徒も、早々にこの学問の新天地で、酒と葉巻に墜ちていく「大学生活」という名の洗礼を受け、夜中過ぎには、べろんべろんに酔っぱらって各寮に送り込まれ、中庭に大量の吐瀉物をまき散らし、かわいそうな下僕に介抱される。
マイル・ジーヴァスも例外ではなかった。彼は今では伝説となるくらい酒に強く、シナ産の水タバコを軽くふかす。入学当初は真面目で目立たなかった彼を変えたのは、悪名高き道楽学生ミハエル・ケールだと誰もが知っている。彼らはカレッジは別だが、オクスフォードの居酒屋に行けばたいてい一緒にいるところに出会える。
だが今日、この日の午後はマイルは一人でいられることに感謝していた。
(誰に?神に?あり得ない。彼は共産主義者ではない無神論者ということになっている)
冬の日没は早い。ギリシア風の置き時計ではまだ3時なのに部屋の中はすっかり暗くなっていた。マイルは妹の写真を手に取ろうとして初めて、辺りが闇に落ちていて手元もおぼつかないことに気づいた。机の上のランプの傘を少しずらして灯を入れた。そこだけが、ぽっと丸く明るくなった。それから燭台のろうそくにもマッチで火をつけると、葉巻を取り出して何度か吹かして火を移した。深々と煙を吐きながら、古い写真を手に眺める。
マイルと妹の、幼年時代の写真だ。進取の気性あふれる彼らの父親が写したものだった。
二人の子どもはこの上なく幸せそうに笑っている。両方とも赤毛だ。妹の方は、その後成長するにつれ金色になり今では見事なプラチナブロンドだが、マイルは赤毛のままだ。
「もうすぐ手紙が着く。法的な手続きは万事終了の知らせだ。・・幸せになるんだよ」
妹とミハエルは恋仲だ。少なくとも世間はそう見なしている。二人はトリニティでの婚約を切望している。しかしミハエルは公爵家だ。マイルの爵位では足りない。マイル・ジーヴァスの父は、一代で財を為した新興貴族でしかない。そのためまず妹がとある伯爵家の養女となり、そこからミハエルに嫁ぐという段階が必要だった。
「これでおまえは永遠に俺を去りミハエルのものとなる。・・死が二人を分かつまで」
南米の芳しい葉巻をサイドテーブルに置き、背中を丸め顔を埋める、白い細長い指先で赤い頭を抱え、誰も見ている者などいないのに、彼はその表情を隠す。
「では・・、死んだ後なら少しは俺にも居場所をもらえるかもしれないわけだ・・」
090506
→1 ~5
マイル・ジーヴァスとミハエル・ケールが近づく話
→6~10
マイル・ジーヴァスとミハエル・ケールが少しだけ幸せな学生生活を送る話
→11~15
マイル・ジーヴァスとミハエル・ケールがためらいと決断を行き来する話
→終章
→南米編SS Argentum ~銀の川~ アルジェンティーナ
→ これを書き始める前頃の日記は 6月の日記に 少しあります
- 2009.06.01 00:00
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